疑惑の部屋移動!?パート2・・・【ポンコツホテル】フロントマン山本次郎の奮闘記

疑惑の部屋移動!?パート2・・・【ポンコツホテル】フロントマン山本次郎の奮闘記


(この物語は、ある老舗ホテルに勤務する
 フロントマンから見聞したエピソードを
 脚色したフィクションであり、
 実在の人物及び団体とは
 一切関係ありません。)

前回のエピソード↓

山本次郎は、モヒカンを一人部屋に残し、
フロントに戻るとフロントスタッフに

「特に臭いは感じなかったけれど、
 敏感なお客さんだろうから、
 直接部屋に行ってもらって
 臭いを嗅いでもらって
 次の部屋を決めてもらったほうがいい」

ちょうど同じ階に空き部屋があったので
その部屋の鍵を持ってモヒカンの部屋に
山本次郎は舞い戻った。


「失礼します。フロントです」

部屋のドアは開いていた。

「いいよ、いいよ、入って、入って」

山本次郎が部屋に戻ると先ほど
風呂に行っていた奥さんも部屋に
戻っていた。

そして、何やらモヒカンは
怪しげな行動をしている。

畳の上に四つん這いになって、
何やら手を動かしているのである。


畳の汚れをティッシュか何かで
拭いていたのである。
(汚れているのかどうかも怪しい・・・)

(後に、山本次郎は、この行動を
何かのパフォーマンスではないかと
疑うことになる)

「拭けば、とれるじゃん。
 掃除が出来てないんじゃないのか!?

「はい、掃除は毎日入っているのですが、
 行き届かなかったようで・・・」

「きっと前の人、外国人の誰かが
 小便でも漏らしたんじゃないのか」

根拠のないことを何やらモヒカンは
喋っていた。


別にモヒカンは怒っている
感じではなかったが、
直ぐに提案をしたほうがいいと思い
山本次郎はモヒカンに提案した。

「同じ階に空き部屋があるので、
 ちょっと見てほしいのですが、
 臭いの方は畳の臭いが
 お客様が言われたように
 何となく小便臭いと言われれば
 そんな風に思えてきましたので」

山本次郎は、部屋移動する前に
部屋の臭いを確かめていた。
いわゆる畳臭というものを感じた

小便臭いと言われた部屋は臭いを
感じなかったが、この畳臭が
小便臭いというなら、
もう手の施しようがない。


「案内してもらえば・・・」
奥さんが提案を受け、モヒカンに
部屋に行ってもらうように促した。

山本次郎は、モヒカンと一緒に
部屋移動の部屋に向かった。

部屋に入るなり、モヒカンは

「これは大丈夫だ。ここでいい」

即決だった。
特に臭いを嗅いでいる
様子はなかった。

「いや~良かったです。
 それでは、荷物をお運びしますので」

部屋移動決定
ここで、この問題は解決するが、
山本次郎の心には、この事件で
ある疑惑が沸き起こるのであった。

次回に続く



















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