フェイスシールドドラこ姉さんの名言・・・【ポンコツホテル】フロントマン山本次郎の奮闘記

フェイスシールドドラこ姉さんの名言・・・【ポンコツホテル】フロントマン山本次郎の奮闘記


(この物語は、ある老舗ホテルに勤務する
 フロントマンから見聞したエピソードを
 脚色したフィクションであり、
 実在の人物及び団体とは
 一切関係ありません。)

前回のエピソード↓

いじわるディメンタードラこ姉さんには、
数々の名言がある。

特によく聞くのが
あんたには、分からん」

人のことを名前を呼ばずに
あんたと呼ぶのもどうかと思うが、
いじわるディメンタードラこ姉さんは
よくこの言葉を発する。

山本次郎もホテルに入りたての頃は
よく言われた。


最近、このポンコツホテルに入社した
フロントの女の子ポッキーは、
いじわるディメンタードラこ姉さんを
最初は別になんとも思っていなかったが、
この言葉の洗礼を受けて、
ドラこ姉さんを警戒するようになった。

宴会場から、フロントに電話が鳴る。
ポッキーが電話に出ると

「バギー、おる?おらんの!!
 ・・・・・・・・・
 あんたじゃ、わからん」

後で話を聞くと別にポッキーでも
分かるような内容だったが、
ドラこ姉さんはお気に入りの人間に
物事を聞くことしか出来ないようだ。

この時は、バギーに聞きたかったのだろう。


いじわるディメンタードラこ姉さんが
発する言葉は、常に人を後ろ向きにされる
性質があるが、最近の言葉は
いくら温厚な山本次郎もカチンと来た。

GoToトラベルで地域共通クーポンの発行
が始まると山本次郎のホテルでも
その発行作業が大変となった。

過去のエピソード↓

バギーと山本次郎が、フロントのバックで
地域共通クーポンの発行作業をしていると
いじわるディメンタードラこ姉さんが、

あんたら、その作業、早う、終わらせて
 女将さんの席空けんと・・・」


確かに私たちは、女将さんの席を
使っていた。これから、10分後には
ここでミーティングをする。

席を空けなければならないことは
わかっている。

しかし、一生懸命作業しているものに
そんな言い方はないだろう。

更にいじわるディメンタードラこ姉さんは
こんなことも言う。

「あんたら、暇なとき玄関の掃除でもせにゃー」

今は忙しくてそんな暇はない。
フロントスタッフの全員一致の意見だ。
自分でも出来るのにしようとしない。
そんないじわるディメンタードラこ姉さん


発する言葉が醜い人間は、やはり
その容姿も美しくない。

いじわるディメンタードラこ姉さんも
山本次郎には鬼のように見える。

しかし、このコロナ渦のご時世では
好都合なこともある。

皆マスクをしているので醜い人間を
見なくて良いのである。

ドラこ姉さんも最初はマスクをしていた。

だが、ドラこ姉さんは喘息もちということで
最近ではフェイスシールドをしている。


このポンコツホテルでは唯一
いじわるディメンタードラこ姉さんが
フェイスシールドをしている。

山本次郎のホテルは、
一番マスクをしてほしい人間が唯一、
フェイスシールドで素顔をさらす
ポンコツホテルなのだった・・・

次回のエピソード↓












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