今日も大女将のテーマ曲が鳴り響く・・・【ポンコツホテル】フロントマン山本次郎の奮闘記

今日も大女将のテーマ曲が鳴り響く・・・【ポンコツホテル】フロントマン山本次郎の奮闘記



(この物語は、ある老舗ホテルに勤務する
 フロントマンから見聞したエピソードを
 脚色したフィクションであり、
 実在の人物及び団体とは
 一切関係ありません。)

前回のエピソード↓

どこの世界でもそうなのだろうか。
山本次郎のホテルでもやはり
女性が強い。

山本次郎のホテルは、ホテルの要素もあるが、
旅館としての要素も強い。

シティホテルとかではあり得ない
お立ちという役割が存在する。

お立ちというのは、要は部屋まで案内する
お姉さんのことだ。

おっさんがお立ちなる場合もあるが、
おっさんもお姉さんという。


お姉さんというのだから、当然
女性が多い。

このお姉さんが、山本次郎のホテルの
最高権力者である。

何故なら、大ボスの大女将が
お立ちをすることがあるからである。

この大女将が最悪の存在なのだが、
このホテルの人間は誰も大女将に
逆らうことが出来ない。

大女将とは、このホテルの会長の奥さんに
当たるのだが、もちろん会長の方が偉い。

しかし、会長はほとんど何も口出ししない。
女性の方が口出しするのだ。

よって、このホテルの実質の最高権力者は
大女将ということになる。


その大女将にべったりなのが、
おババ三人組

世の中は、3人組が最強のようだ。

ドラえもんみたいな声のドラこ
大阪弁丸出しのちずこ
桂歌丸似のうたこ

この3人衆と大女将が、お立ちになると
このホテルの様相は一変する。

よどんだ空気で溢れかえるのだ。

一体、何人のお立ちがこの軍団によって
このホテルを去って行ったか計り知れない。


フロントの山本次郎もこの軍団を
恐れている。

特に大女将だ。

大女将は特にフロントに厳しい。
フロントの男性に厳しい。

だから、よく口出しする。

大女将は、チェックインの時間の
ほんの数時間しか来ることがないが、
この数時間が最大の苦痛なのである。

とにかく、フロントの仕事などよくわからず、
口出ししてくるのである。

しかも、どんなに理不尽のことを言われても
誰も逆らうことが出来ない。



最近の山本次郎は、大女将が現れると
あるテーマ曲が流れ出すようになった。

フロントの人間の中では、
大女将が現れると

「サメが現れた」

と表現するものもいる。



山本次郎の場合は違った。

山本次郎のイメージでは、
大女将がスターウォーズのシスの
イメージなのだ。

だから、山本次郎の場合は、
大女将が現ると流れるテーマ曲は
ダースベイダーのテーマ



今日も、山本次郎は、
ダースベイダーのテーマ曲と共に
ポンコツホテルで働いている。

次回のエピソード↓













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