怒りは、感情の妥協ラインで誤魔化す・・・【ポンコツホテル】フロントマン山本次郎の奮闘記

怒りは、感情の妥協ラインで誤魔化す・・・【ポンコツホテル】フロントマン山本次郎の奮闘記



(この物語は、ある老舗ホテルに勤務する
 フロントマンから見聞したエピソードを
 脚色したフィクションであり、
 実在の人物及び団体とは
 一切関係ありません。)

前回のエピソード↓

「こんなに働いても、残業代は出ない」
山本次郎の怒りは、頂点を迎えていた。

いくら働いても25時間以上働かないと
残業がつかない。

みなし残業って違法ではないのか?

山本次郎は、みなし残業について
徹底的に調べ始めた。


調べてみると別に違法ではなかった。
最初に労働契約したときに
みなし残業について説明がないならば
違法と見なされる可能性がある。

しかし、山本次郎は、最初に
その説明を受けていたのだ。

「基本給に25時間の残業が含まれいますが、
 いいですか?」

この時、みなし残業について
初めて知った山本次郎は
こう思ったのだ。

「働かずして、残業が付いているのか」


愚かであった。

考えてみれば、今山本次郎が貰っている
給料は、高卒新卒の給料に満たない。

そうすると残業が付いていない基本給は
一体いくらなんだ。

最低賃金に引っかかって無いのか?

だけど、考えてみれば、違法であれば、
問題になっているだろう。
恐らく、最低の最低の賃金なのだろう。


こうなれば、転職して、
もっと良い給料のところを
探すしかない。

だが、疲れ果てて帰る山本次郎には
そんな気力もない。

休みの日は、疲れ果てて動く気力もない。

そうして、山本次郎は、結局
感情の妥協ラインで納得することになる。



感情の妥協ライン

それは、他の人と比べることだ。

山本次郎は、遅番で今まで
残業することはなかったが、
早番の人は毎日2時間ぐらい
残業していた。

早番は朝7時から午後4時が定時
ホテル業界で4時なんかは一番
忙しい時間帯

午後4時で帰ることが出来るわけない。

結局、早番の人は毎日2時間ぐらい
残業して、月50時間以上残業になる。

みなし残業が引いても、
25時間以上の残業になる。

「残業代もらえるじゃん!!」

こうして、山本次郎は
感情の妥協ラインで
納得するのであった。

次回のエピソード↓









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